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あしあと

    村長あいさつ(令和7年12月)

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    • ID:1997

    冬のあいさつ

     檜原村は、東京都の西に位置し島嶼部を除き唯一の村で、村の面積は105.41㎢、その内93%を森林が占めており、周囲を1000mから1500mの山々に囲まれ村の大半が秩父多摩甲斐国立公園に指定されております。 

     村制施行136周年を迎えた檜原村は、合併も分村もおこなわれず続いてきた全国でも貴重な存在で、村に誇りをもって安全・安心に暮らせる村づくりを行なってまいります。

     昭和25(1950)年には6,000人を超える村民が暮らしていましたが、全国的にも人口減少・高齢化が進む中、現在では1,900人程になっており、2023年12月22日に国立社会保障・人口問題研究所が発表した30年後の人口推計では、都下でワーストワンの51.8%(800人)まで低下するとしています。

     村では2回連続で「消滅の可能性がある」と指摘されました。

     村は、65歳以上の高齢者比率が54%で、出生者数も落ち込んでいる現状を見据え、他の自治体で取り組んでいないような補助制度も制定し、子育てするなら環境の良い檜原村を選択していただく為の政策を行ってまいります。

     少子化の要因は未婚・晩婚化、出生率の減少に大別されます。若者が結婚や出産を控えるのは、将来展望を描けないからだと思いますので、結婚から出産、育児まで途切れることなく、きめ細かな支援策を講じてまいります。

     また、移住・定住政策としましては、村内には、空き家は多数存在しますが、相続手続きが行われていない事から、まず、相続を解決し、その後、空き家の売却、賃貸に繋げる働きを行っております。また、昨年の9月より運用を開始した「移住体験等住宅」も滞在中に医療機関、学校、保育園などを案内し、檜原村の環境の良さを体験していただき、ミスマッチを防ぐことで移住・定住に繋げていきたいと考えております。

    【10年後の檜原村】

     檜原村に脈々とうけつがれてきた豊かな自然環境を、未来永劫、変わらずに守っていくことが我々にあたえられている使命だと感じています。当然、人口減少対策が喫緊の課題であり、住民福祉の向上や移住・定住対策に力を注ぎ込んでいくことに変わりはありませんが、小さくても味のある「檜原村」を目指してまいります。どの様な施策を展開しても今日、明日で効いてくるような特効薬のようなものはありません。小さな種を少しずつ蒔き、時間をかけて育て上げ、10年後には村民誰もが幸せを感じ、何事にも不安のない安心した暮らしを送ることができるよう、今後もさまざまなことにチャレンジしてまいります。


    払沢の滝

    ▲払沢の滝凍結


    令和7年12月   檜原村長 吉本昂二


    お問い合わせ

    檜原村 総務課 総務係

    電話: 042-598-1011(代表)内線 213、216、218

    ファクス: 042-598-1009

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