御とう神事 -おとうしんじ-
- []
- ID:103

中世から受け継がれる“食”の神事

御とう神事(おとうしんじ)は、上元郷地域・本宿地域の鎮守社である春日神社にて、天下泰平・五穀豊穣・無病息災を祈願する行事で、毎年3月1日から2日にかけての深夜に行われます。
原則として氏子区域である本宿・上元郷の2地域から選出された当番(写真の裸姿の人たち)が、一定期間の精進潔斎の上で南秋川に入り身を潔め、春日神社境内で火打石により火を起こし、浄水で米を炊き、その炊いた飯を木椀に大高盛りにして神饌として神前に献ずる神事です。


そして3月2日の朝、両地区の氏子が神社に集まり、お神酒を頂き、神饌と同様に炊いた白米飯と「シラヤ」と「ヒバッチル」と呼ぶ料理で共同飲食をする行事がこれに付随しています。
御とう神事を記録した御とう帳には元亀3年(1572年)以来の記載があり、中世後期にはすでに行われていたようです。
この神事の指揮や重要な役割は一定の家の者に固定されていて、その任務は世襲によって伝えられており、宮座的な色彩を強く感じさせます。

- 【伝承地】
檜原村/本宿(もとしゅく)・上元郷(かみもとごう)
昭和63年2月22日:東京都無形民俗文化財指定 【日程】
3月1日の夜から2日の朝にかけて

アクセス
※深夜に行われますので、見学はマイカーでのお出掛けがおすすめです。
※駐車場は、会場から500メートルほどの距離にある払沢の滝駐車場をご利用ください。

▼会場

▼払沢の滝駐車場(無料・トイレ付近)
お問い合わせ
檜原村 産業環境課 観光商工係
電話: 042-598-1011(代表)内線122、126、128
ファクス: 042-598-1009
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます