2021年2月期あいさつ
[2021年2月1日]
ID:1125
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源流の目覚めうながす初音とも
中野陽路 句
今年は節分と立春が2月2日だという。
2月の季語は春というが、2月初めは寒い日もあり雪も降り、私たちの体は冬の最中と感じる。しかし自然界では、我が家の日陰の場所でさえ1月からフキノトウが目を出している。ああ、もう春がそこまで来ているなあと感じている。我が家の裏山に住み着いている鶯は、毎年騒々しいほどにさえずる。今年は初音を聞けるのは何時だろうか、と心待ちにしている。今回お借りした中野陽路さんの句は、凍り付いた源流を、春の訪れとともに、鶯が目覚めさせていると詠んでいる。
それにしても、昨年の東京は冬日が無かったとか、一方で今年の冬は寒くて、1月中に既に10日を超えたとかいう記事が記憶に残っています。日本の四季は地球上で何が起ころうとも、春夏秋冬それぞれの姿を見せてくれます。今、世界中の人々は新型コロナウイルスの脅威に見舞われていますが、対策をしっかり取り、規則正しい生活を続ければ、コロナに勝ち、春は訪れます。頑張りましょう、皆さん。
緊急事態宣言が解除されたら、豊かな緑の作り出す、うまい空気を思う存分吸い込むためにお出かけください。マスク着用と、密にならないことを忘れずに。
冷たい風、硬いつぼみのフキノトウ、寒さと、静けさ。
檜原村が冬の装いでお待ちしています。

▲今年はいつ初音を聞けるか、楽しみです
■■■ みどり せせらぎ かぜの音♪
■■■ 檜原村長 坂本 義次